2010年4月27日火曜日

何とでも呼べる布地の世界

 
布地には様々な呼び名がある。

例えば今年はダンガリーが流行るらしい。
シャンブレーもダンガリーも、同じような平織物だが、ただ色が違うだけ。ダンガリーはインディゴで染めた青い布地だけで、他の色違いはシャンブレーと呼ばれる。

綾織りの綿製品で、葛城、チノ、ギャバジンあたりはどれがどれだか、その境目はかなり曖昧。何とでも名づけようがあるのか、区別するのもかなりアバウトらしい。

毛織物だとサージとウールギャバジンは、区別のつきにくい綾織物だが、綾の傾斜の急な方がウールギャバジン、傾斜の緩い方がサージと一応判断する。

別珍であれば、綿っぽいと「別珍」だが、シルクだと「ビロード」、化繊だと「ベルベット」。とはいえ、これも「必ず、絶対こう!」ということもなく、かなり曖昧に呼ばれているらしい。
数年前に流行ったベロアと別珍の大きな違いは、布帛(織り物)かニット(編み物)かということなのだそうな。なるほど、光沢は似通っているけれど、ベロアはニットなので伸縮性がある。

コーデュロイも別珍の仲間ではあるが、あの畝の太さで「極細コール」「中太コール」「太コール」などと呼び名が変わる。ただ、「太コール」は「鬼コール」とも呼ばれるらしい。
…「鬼コール」。呼び名がおもろい。
また、畝があるからコーデュロイのはずだが、ユニクロでは別珍を「リブレスコーデュロイ」と名づけて売っていたこともあるらしい。無理からに、の感。

知ると目から鱗だった。

でも、ダンガリーが流行るって、誰がどんな理由でダンガリーを流行らせているのか。
「誰が、何故?」。これがこの分野で私が最も知りたい謎である。
 

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