2010年5月8日土曜日

幻の繊維(獣毛)

 
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まだ二十歳だった、先物商品の会社にいた時に、穀物(市場)担当のオジさんから「白小豆」という幻の食材の名前を聞いた。(
…ほっぺたが落ちて無くなってしまう、私の給料ぐらいでは手に入らないような高給モナカの中に、ぎっしり詰まっているという。…
あれから17年経ったけれど、白小豆はまだ食べていない。

繊維市場にも、穀物市場の白小豆に匹敵する「幻の」素材があるようだ。その名は「ビキューナ」。
ちょっとその名で検索してみると「神の繊維」「アンデスの王女様」などともてはやされている。
ビキューナの婦人用高級コートがン百万円とか。今ちらっと楽天で検索してみると、ビキューナ50%、カシミヤ50%の肌着が100万円。しかも売り切れているということは、買う人がいるということ。

ラクダ類、ラマ属の一種で、南米西部のエクアドルからアルゼンチンへかけてのアンデス山脈の6,000~7,500mの高地に棲息している。
背丈80センチ前後、体重35~45kg位で、ラマ属で最も小さい動物。体表に10~14ミクロン、長さ20~50mmの毛が密生している。
非常に臆病な動物であるため家畜化ができず、絶滅寸前。したがって、保護政策が取られており、狩猟および取引が禁止されている。
WOOLMARK.JP

ということらしい。ラクダの毛でラクダシャツって粋。
しかしこの情報だけだと、何やら犯罪めいた臭いを感じないわけにはいかない。こういう商品には大概黒歴史が潜んでいるはず。「ビキューナ100%です。でも本当はカシミヤです」みたいなことで調子に乗って購入すると、ちょっとした「裸の王様」状態にもなりかねない、危うげな匂いがする。

日本国内でこの本物のビキューナのコートを見た、触った、持っているという人は、一体どのくらいいるのだろう。
またセレブに、「このコート、ビキューナのコートよ」と言われて、意味が解る人がどのくらいいるのだろう。
いやもしかしたらこの話は、大勢の人は常識として知っているけれど、育ちの卑しい常識知らずの私だけが知らなかった、という類の話だったろうか。

Amazonで検索しても、本は出てくるのだが、ビキューナのコートやジャケットなどは取り扱っていないようだ。
もしもここにアフィリエイトを貼って、ビキューナを買ってくれる人が一人でもいらっしゃったら、私もボロ儲けでウハウハなのだが、残念。
 

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