2010年5月24日月曜日

日本のイメージターゲットは欧米

  
ファッションビジネスとは「生活文化提案ビジネス」であり、「ライフスタイル提案ビジネス」「デザイン提案ビジネス」「情報提案ビジネス」である、などと定義されている。

ファッション市場では、多様化する消費者のニーズやウォンツを市場細分化によって分析していくのであるが、その時、生活者のライフスタイル、オケージョンを熟知することが重要になるのだそうな。

そうして分析され、アパレルブランドが消費者のターゲットを絞り込む時、「イメージターゲット」というものを設定する。デザイナーが「こんな人に、こんな場所で、こんな風に着てもらいたい」と思い描いた理想像のことである。この「イメージターゲット」は、「コアターゲット」「リードターゲット」などとも呼ばれる。

で、実際に購入する人々「リアルターゲット」が、デザイナーが思い描いた「イメージターゲット」のような人々かというと、そんなことはなく。
家庭画報で草刈民代ような方が着用された時にとてもお似合いになるようなイメージで作られたお洋服だが、実際に買っていったのは何かよくわからんオバちゃんだった、とか。そういうことだ。

何だか、この「イメージターゲット」と「リアルターゲット」の間の落差の残酷さを、私はしげしげと眺めてしまうのである。

日本で提案されるのは、「欧米の」ライフスタイル、デザイン、情報。日本人のイメージターゲットは欧米人。これはどう考えても間違いない。
見渡すとモデルの多くが欧米人、もしくは欧米人風なのは、洋服が元々舶来のものであるからなのか、欧米に追いつけ追い越せといった明治以来の習性が日本の遺伝子に染み付いているからなのか、実際に欧米人が美しく優れているからなのか、美しく、良く見せるVMDの手法からして欧米の発想だからなのか、もっと他に理由があるのか、何なのか。

ここで「欧米人」と表記するべきか「白人」と表記すべきかを、私は大いに迷った。思い切り「白人」と表記していしまう人も中にはいるが、私が「白人」と表記するのを躊躇うのは、小学校三年生の時の国語の教科書に『アフリカのたいこ』という話があって、その感想文を先生に書き直させられた。そのことがトラウマになっている。何と書いたかは覚えていないが、とにかくあれ以来「白人」「黒人」「黄色人種」という言葉が、すっと出てこない。あの時に「その言葉は使ってはいけない」と洗脳されていると思う。

ともかく、アパレル業界経営者目線コラムなるブログの新着記事で、アパレル会社のCEOが思い切り言い放っていた。

欧米で流行っているものを徹底的に取り入れる。本来オリジナリティーにこだわる自分は、この手法はあまり好きではありませんが、成功確立のきわめて高い法則です。やはり、西洋から東洋への文化や流行の流れは大きいものがあります。西洋の文化や人種は有史以来、東洋のそれよりは明らかに格好が良い。日本で流行っているもの(トレンド以外でも医療、ビジネス、政治システム、技術等々)の大部分の源流が、西洋にあります。

中国やアジア諸国の著作権に対するモラルが言われますが、一昔前までは日本も同じマインドだったと思います。綺麗ごとを言ってごまかしをやるよりは、どうせやるなら徹底的に取り入れたらいいと思います。

周りを見渡して下さい。ファッションもインテリアもレストランも建築も大部分が西洋のコピーです。そしてそれが「お洒落」と呼ばれています。インターネットのビジネスモデルの殆ども(孫さんのやっている事業の大部分も)アメリカのビジネスモデルを早期に日本で実現するというスタイルですよね。
日本を代表する表参道も銀座も日本らしいものは本当に少ない。海外で見かける同じようなブランドやショップが並んでいます。

これはあくまで手法です。主観的な意見としてはオリジナリティーを持って独創的になれるように頑張りましょうね。(

生まれて初めて、他所のブログから記事を丸ごとパクっ(引用し)てみた。
私にとって、この「イメージターゲットは欧米人」ということはとても「痒い」問題なのだが、恐らくこの問題に疑問を投げかけると、この業界では「この商売で食っていく気がない」とみなされるだろう。

しかし、本来あらゆる道は道なき道であったはずだから、ニッチなところを目指すなら、逆に大いにこの疑問にぶつかってみてもいいかもしれない。生物多様化の時代。「嫌は嫌」でいいはずなのだ。
FB検定の問題集を解きながら、そんなことを考えさせられた。

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