2010年7月22日木曜日

展示会への道中

 
昨日も電車のダイヤが乱れていたが、今日は山陽新幹線の事故で、新大阪駅の駅員がホームで、脳の血管がぶちんと切れそうな大声で「押さないで下さーい!」などと叫んでいた。

今日は学校へは行かず、インド衣料品・家庭用品展の展示会に行ってきた。
アパレルの展示会というのは、招待されたバイヤーや小売業者、プレスなど、ファッションビジネスが本業の方々でないと入れない。そんなところに一人、果敢に潜り込んで社会勉強してきた。
どうやって招待状を手に入れたかというと、「俺の東レ」の就職相談の先生()に、相談したのだ。

「こんなとこで展示会やってるんですぅ~、見たいんですぅ~」
と先生に言うと、「主催者に電話かメールして、学校の名前を言って、頼め!」と仰る。
先生の仰るようにして、主催者のご好意で、展示会を見学するという好機に恵まれた。

しかし暑かった。地下鉄を降りて、会場に辿りつくまでの道がよくわからない。道々、坊さんに道を尋ねて、全く見当違いの場所を教えられた。

仕方なく、目についた喫茶店の店員に道を訊こうと、入った店が播磨屋本店。
私は播州人なので、ここのおかきに馴染みが深い。大きなアルミ缶の、美味しいおかきの詰め合わせを頂いて、その後残った容れ物の大きなアルミ缶、「何かに使える」と、捨てずに無目的にとっておいてしまう人は少なくないと思われる。
ここの「超」親切な店員さんが地図を広げて見せて下さったお陰で、以後は迷うことなく目的地に辿り着くことができた。

「こっちの道が分かり易いけど、あ、ちょっと遠くなる。そしたらこっちを歩いて、ここ、ちょっと分かりにくいかもしれないんですけれど…」

などと、言われたことしかやらないブサイクな仕事ではなく、本当に炎天下を歩く私の身になって、親身に道を教えてくれた。
播磨屋本店のかいらしいおねーちゃん、ありがとう。大阪エエなぁ、と思うのは、やっぱりこういうところ。

そんなわけで、今日入った播磨屋本店の一風変わったサービスを、ブログにしたためておくことにした。
そこは年中無休の「世界初の無料カフェ」だった。ただ、年中無休というのはどうなんだろう。ちゃんとあの親切なおねーちゃんに、適正な賃金が支払われているならばよいことだが。
おかきの試食に、というわけで、おかきを味わいながらくつろぐことができる。
また、魅力的なのはこの小洒落た店に掲げられた、一風変わったシブいメッセージ。

政・官・財のトップリーダーたちへ
あなたたちは一体いつまで、社会や人々に金儲け競争などやらせ続けるのですか。その全くナンセンスな競争さえやめれば、人も地球も自ら永遠の幸せに戻れるのです。このまま日本を撲滅させてしまう前に、終戦時同様今すぐ、天皇に泣きつきなさい。…云々。
 
播磨屋本店


播磨屋本店のおねーちゃんが教えてくれた道を炎天下歩きながら、肩が凝るな、と思っていたけれど、それは体の水分が蒸発している証拠なのだろう。

繊維関係の商社や問屋が並ぶ道を歩きながら、ふと見ると、いかにも社員の体を気遣った風の大塚食品の自販機が、社屋のビルの前に設置されている。
きっと大塚食品の自販機の設置の営業では、「貴社の社員様のお体への気遣いを込めて、当社の自販機を…」などと謳っているかもしれない。…などと妄想しながら、そこでポカリスエットを買って、蒸発した水分を補うと、不思議なほどに肩こりが消えた。

これはどこの会社だ、と思って看板を見上げると、そこはそもそも当の大塚食品だった。



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