2010年8月20日金曜日

プリケツとイナバウワー

 
猛暑である。
電車に一本乗り遅れて、それでも駅からレンタサイクルで疾走して、汗だくになりながら、出欠の確認の時間までに間に合っている、先生にもこの私の努力と誠意をとくとご覧いただきたいものである。

世の中には「ワキ汗」を毛嫌いする向きがあるが、この猛暑の中、汗もかけないような不自然な人間であることをよしとする人々への、まるであてこすりのように、私はこれみよがしに汗だくでいるわけだが、後ろの席の病弱な美人が「あなたの汗はとてもさわやかでいい。私も早く元気になりたい」などと。うまいことホメ殺すものである。

中学生の頃から、学校に登校する時は常に自宅から学校までの坂道をダッシュで校門をくぐり抜けてきた。お陰でしつこく陸上部に勧誘されたが、運動部に所属できるだけの根性が無いことは、自分自身でよくわかっていた。
登校ではなく「登山」と言われた高校時代も、心臓破りの坂を駅から駆け上っていたので、韋駄天が衰える心配はなかった。

校門をくぐる時はギリギリでなければならない、結果オーライなこの習性。あの頃と私は、殆ど変わっていないような気がする。

私は今もよく尻を褒められる。年甲斐もなく素敵なプリケツだと。現在もプリケツであるその秘訣は、この登校時のダッシュかもしれない。
しかしそれ以上に効いているのは、毎日やらないと気がすまないイナバウワーかもしれない。
ヨガでいう「コブラのポーズ」だったか。画像検索してみたら、私が勝手にイナバウワーと呼んでいるものと違っていた。だから何だかよくわからないけれど、とにかく、イナバウワーなのである。
しげしげと尻を眺められた後には、私は必ずその人にイナバウワーを勧めていたが、あとで聞いたところによると、それは「ラクダのポーズ」であることがわかった。

ところが実際、私の尻ばかりがプリケツなのではない。世の中にはかなり「尻自慢」の子が多い。
私がふんどしを売る際()のモデルも、モデルを雇う金が無かったがために、年齢的に限界を感じつつ、文字通り「体を張って」みたわけだが、知り合いに名刺()を配ると、

「どうして私に声を掛けてくれなかったの」
「次モデルが必要な時は私を誘って」

というのがこれまでに三人ほどいた。
中には「モデルやることになったら、頑張って美尻をキープする」とか言い出す子もいて、こんなことでプラスのモチベーションを引き出す役に立てるとは思いもよらず。
ただ問題は、モデル料を支払えるだけの甲斐性が今の私に無いためお願いできなかった。

「女は競ってこそ華」()だというのは、抗えない事実のようだ。
ところで、『鬼龍院花子の生涯』は6月にテレビドラマ化らしいが、『陽暉楼』はまだですか。家にテレビが無いのでわからない。もちろん、折角テレビドラマ化した『鬼龍院花子』も視聴していない。




ワキ汗






 

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