2010年10月12日火曜日

私のテイスト

 
学校で服飾の勉強をはじめて、自分のテイストがより明らかにわかるようになってきた。
それは、より自分自身のことを客観的に理解できるようになってきた、ということでもある。
それまでは服の好みなんて、漠然と、何となく、あてがう言葉も無かったけれど。

私は元々、美意識はあってもオシャレな人間ではなかった。
服飾の勉強をはじめたのは、服が好きだからというよりも、服の構造に興味があったからで、色気も何もあったもんじゃない。

見渡すと、おしゃれの感度のいい子というのは、割と子どもの頃から自由に服選びをさせてもらって、「好き、嫌い」と言わせて貰えていた子が多い。私はその逆で、自立するまでは、貰い物や、親の買ってきたヘンな服ばかり着させられて、「好き、嫌い」を言わせて貰えない環境で育ってきた。
だから、贅沢を言わないことには慣れているけれど、今ようやく自分の「好き、嫌い」をはっきりと言える、この開放感を味わえるのは、服の構造のイロハが理解できるようになってきたことに加えて、ここで勉強した大きな成果の一つだと思う。

やっぱり、エスニックやフォークロアに、私の視線はいきやすい。
そしてフリルやリボンなど、私に言わせれば「無駄な布地」の多いドレスや、フェミニンなスタイルは、私のテイストとはかけ離れている、ということが、本当によくわかるようになってきた。

そんなわけで、周りは面白がって、私にフェミニンな服を着せたがる。
クラスメイトたちが月末にハロウィンパーティーをやるのだとかで、お誘いを受けた。
以前、他所の仮装パーティーで「中東のどっかの人」の仮装をした。()その時の衣装があるから、そいつを使いまわそうと言うと、それは普段の私のキャラのままで、ありきたり過ぎると言われてしまった。
「いいのを貸しますから着てみてください♪」
と、企みたっぷりの笑顔で言われたので、イヤな予感がしたから、パーティーの参加はお断りした。そもそも、日本には盆があるのに、何故ハロウィンパーティーなんて舶来の盆まで持ち込んで騒ぐのさ。などと。

フォークロアということで、何気にイスラム文化派生のスタイルには、以前から心惹かれるものがあった。

最近マイブームの反革命的作家プラトーノフ()の描く物語の舞台、中央アジアあたりの民族衣装を、ただ妄想するだけでなく、一度現物に触れてみたいものである。

先頃、中東の女性は外見であまりお洒落できないから、下着が派手だと小耳に挟んだので、詳しそうな方に伺ってみると、店先に飾られているものを見る限りでは、相当派手だろうというお答えを頂いた。

また、最近考えるのは、流行のサルエルパンツのこと。あれ、「アラジンパンツ」という名称でも呼ばれている。恐らくほぼ同じものだろうが、しかし、ディズニーのアラジンがはいているのは、あれはハーレムパンツではないのだろうか。
そう思って画像検索してみたが、どうもサルエルパンツ、アラジンパンツ、ハーレムパンツ、更にはズアーブパンツ、ターキッシュパンツも、扱いは一緒くたの印象。厳密にはハーレムパンツは女性用が起源らしいので、アラジンがはいていたのはハーレムパンツではなかったようだ。

そして、一番気になったのは、あれらの民族衣装は元々、腰に何で留めていたのか、ということ。

流通しているものは、ウエストゴムや紐が通してあるものが殆どのようだ。
聞いたところでは、腰は日本の袴のような構造になっているらしいが、何気に腑に落ちて納得。
 

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