2010年10月17日日曜日

健全と不健全の間で

 
このブログは職業訓練校通いの赤貧主婦ブログである。
訓練校では、主にミシン縫製の技術を習得中であるが、訓練終了後、たとえ縫製の仕事に就けたとしても、そこは明治から今尚続く『女工哀史』の世界である。(
またこの度、派遣社員の規制を強化する法律が国会に出されるとか。今度はパート・アルバイトを含む契約社員まで規制の対象が広がるとのことで、そうなると、訓練終了後、全く食いつなぐアテも無くなり、私はいよいよ餓死するかもしれない可能性も高くなってきた。本当にその時を迎えたら、その時に投稿するブログ記事のタイトルは「マジで餓死する5秒前」とすることに、今決めた。

マジで貧乏なのである。ただ、貧乏を楽しんでいるともいえる。

そんな私の事情を気遣う(というより、私の反応を面白がる)クラスメイトから「働く女の子を応援する高収入求人マガジン」なるフリーペーパーをいただいた。
表紙は舌を出してウインクするギャル。そして大きく「高収入ワーク」と印刷されている。
中身を紐解いて、まず驚いたのは、職種の多さである。フーゾクといわずに「ルンルンワーク」と呼ばれるそうで、職種は大きく14ほどに分類できるとか。また、性病や性技の基本的な知識もしっかり記載されているので、前向きにセックスワークを考える人に向けてなら、このフリーペーパーはそう悪くないようにも思ったり。

文面どおりなら、確かに高収入だが、何でも向き不向きがある。私もダテに30回の転職回数を重ねているわけではないので、自分の意思で職業を選択できる限りにおいては、不向きな職種は避けた方がいいことは、確か。
「ルンルンワーク」となると、気も使うし身体も使うから、好きで、目的があって、というのでないと、相当大変な仕事だろうと思う。
私は貧しいものの、借金が無い。仮に借金があったとしても、踏み倒して逃げるだろう。そうなったら、青木ヶ原樹海に行くぐらい私にはわけない。更に、貪欲に金を稼ぐことにも不向きな性質だ。ブランドにも贅沢品にも興味は無いし、私を愛してくれるダンナがいるので、そっちの方面での不自由が無い。「ルンルンワーク」に従事する気はないし、必要もない。更に齢37。年増趣味が世にいるとはいえ、若い子には敵うまい。

とはいえ、どのみち危険な業界、危険な仕事であるには変わりないだろう。誰かに脅されて、無理矢理させられるというのでなく、ピンハネされずに自分の意思で身体を売れるとすると、まだ健全かもしれないが、こういう業界が健全化するということは、まぁ考えづらい。不健全だからこそ隆盛する業種のようにも思える。

しかし、よく考えると不思議なものだ。
セックスをすること自体は悪いことではないのに、何故か「ルンルンワーク」は不健全さを帯びている。
ところが、もう少しよく考えると、「真っ当」だと言われる仕事の多くが、案外不健全さを帯びている。
何が健全で、何が不健全かの見極め方って、何だろうなとしみじみ思う、今日この頃。
 

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