2010年10月28日木曜日

自分の手で欲しいものを「創り出す欲求」を引き出し、満たすこと

 
しみじみと(2009年10月8日)
国際援助が潰しにくる(2009年12月8日)


直にインフレになるとの噂もある。

我も我もと中国へ押しかけ、既に中国への依存率が90%のアパレル産業も、今やシナジー効果よりもチャイナリスクにビクついて、今度は、我も我もと東南アジアへ押しかけるのだそうな。
この産業はハイリスク・ハイリターンとされるが、衣類などを生産して流通させるうまい仕組みを構築した一握りの人間だけにハイリターンの可能性があるのであって、製造現場やロジスティクスなどで仕事に従事したからといって、あるのはハイリスクばかりだろう。
洋装文化などそもそも植民地文化で、背伸びをしても到底欧米様に勝てるわけなどないのに、国際競争を謳い、原価率を下げるために人件費の安い開発途上国へと、本当に節操の無い業界である。

しかしそうして途上国から搾取することばかりに気を取られずに、この国も本当に先進国を気取りたければ、貧しさを理由に「安けりゃいい」を大衆から卒業させる啓蒙をすべきではないだろうか。

人間はたとえ辺境の裸族であったとしても、着飾ることを忘れない。貧しいなら貧しいなりのおしゃれの欲求があるだろう。
そして、労働者の人権を剥ぎ取って作り出されたバジェット価格の「安カワ」おしゃれなどに、踊らされている場合ではない。既に、「安カワ」の安さの理由を知れば、それが全くおしゃれから程遠いものであると、生活者も気づくだろう。
下らないハリボテおしゃれに縛られた人々を、解き放って卒業させてやるべきだ。

近所の手芸店に行くと、クライ・ムキのソーイングスクールに出くわすのだが、必要なのは、ああいうことだと思う。
作ってみたい、でも時間が無い、わからない、私には無理…という欲求を、安易な「安カワ」で満たし続けるのではなく、生活者の本当の、潜在的な「作ってみたい」方の欲求を満たし、生活者を扇動するならば、むしろそっちの方への扇動すべきだと思う。
自分の手で、欲しいものを創り出す欲求を引き出し、満たすことで、どれほどの人が自信を得、微細に物事を観察するようになり、そして大衆全体の意識が向上することか。

真に「経済のソフト化」とは、こういうことだと、つくづく思う。
さて、この文章を心ある方に、どこぞの会社のプレゼンで、上手いことコピペって欲しいと願う。
 

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