2010年12月30日木曜日

戦略的トイレ事情

 
年末、東京に行ってきた。
例によってダンナに会いに行ったわけだが()、学校が終わったら一緒に暮らすために相談をしてきた。
そしてこの度は正月らしいことはしない。正月を一人で盛り上がるのは至難の技で、それはダンナと一緒に暮らすようになってからすればいいと。

東京に行って思ったのは、観光立国を目指すとか言い始めたせいなんだろう、近頃、公共のトイレやショッピングモールのトイレが、驚くほど進化した。日本の美しいトイレを経験するために訪れる外国人観光客なんかも、きっといるんだろう。

植村花菜が『トイレの神様』を歌ったことで、「便所神」の存在が広く知れ渡ったのは、良いことだと思う。

私が便所神のことを口伝てで知ったのは二十歳の頃。バイト先のオバちゃんがこう言っていた。「トイレの神さんは女の神さんで、汚く使われると怒って、その家の女の人が下半身を患う」と。
それを聞いて、自分の使ったあとはキレイにするように心がけるようになった。
(だから申し訳ないが、下半身の病気を患う人は、事実はどうあれ、トイレをキレイに使わなかった人だと、偏見を持って眺めてしまう癖がある。)

私が傍らに手放さない愛読書に『宿なし百神』という絶版図書がある。日本の民間信仰のマニアックな神さんを集めた本なのだが、当然そこにも便所神の記述があって、便所神は盲神だから便所に入る時は咳をしてから入れ。とか、便所に唾を吐くと便所神は口で受けるのでいけない、盲になる。とか、夏でも裸で便所に入るな。裸で用をたすと、体にひっかき疵ができる。とか、はたまた便所神はお産の手伝いをする神さんだから、女性はいつも便所をきれいにしなければならない。など、トイレに愛着が沸くような面白い伝承が載っている。

私が外国へ旅行するのを躊躇う最大の理由は、トイレ事情かもしれない。

それはともかく、いきなり。

春になったらヒヴァの奴隷市場を見に、ウズベキスタンに行こうと思う。
少しだけ持っていた、ある金融資産の差益が出たのだ。こんなものはアブク銭なので、ここまでの気持ちのリセットとリフレッシュに使ってしまえ、と旅行の計画を企てている。
もちろん、ヒヴァの奴隷市場なんぞに行きたくなったのは、反革命的作家プラトーノフの小説の世界()のお陰。

しかし以前、ちらっとウズベキスタンのトイレ事情をネットで調べたところ、どうもキレイではないらしいという噂。
 

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