2011年1月9日日曜日

伊藤忠兵衛記念館に行ってきた、それはともかく…

 

伊藤忠・丸紅の創始者、初代忠兵衛の旧邸、二代忠兵衛の生家である、滋賀県豊郷町の伊藤忠兵衛記念館を訪れた。


そこの管理をしているジさまに、すぐ近くの旧豊郷小学校もどうぞ、と勧められた。ちらっと小耳に挟んではいたが、この旧校舎がアニメ『けいおん!』の学校の校舎のモデルになったとかで、町おこしでちょっとした賑わいを見せているらしい。

ジさまはこの小学校に終戦の年に入学し、戦後教育を受けた最初の世代だそうで、「私が小学生の頃は、ラワン材を使ったあの校舎は、水を使って掃除してはいけなくて、ぬか袋で床を磨いていた」などと、懐かしそうに仰っていた。

私が旧豊郷小学校を知ったのは、校舎取り壊しの騒動が全国ニュースで流れた時、東京で「こんな極悪そうな町長のいる田舎とか、絶対に住みたくないな…」と思いながらテレビを観ていた。
今はもう撤収した、私のはじめてのブログに、そのニュースを観た記事があった。

豊郷小学校の改築をめぐるニュースは、数年前だったか。
町長の独断で、古い小学校の校舎を取り壊そうというところ、その校舎を愛する人々たちが猛反発。
この抗争のニュースを、当時私は東京の自宅で見ていた。

あのヘンな町長を解任させて、また新たに町長を選挙で決めよう…と、そこまではよかった。
ところが、何の因果か前の町長が再選。「住民は一体ナニをやっとるんだ!」と、日本の保守的な田舎の光景を、私は呆れ返って見ていた。

願わくは、あんな田舎には住みたくない。
そう思って何気に見ていると、その小学校の内装がチラっと画面に映った。
階段の手すりに、ウサギが乗っているのが見えた。
「あ、カワイイ♪」…
(Saturday, April 22, 2006)

(その頃のブログタイトルは、何も無いただの『うららのうら』だった。今振り返ると、当時は自宅にテレビがあったから、割とテレビを観たネタが多かった。)

まさか思いも寄らず、私は近江兄弟社を創立したメレル・ヴォーリズの膝元に住まう縁となり、従って旧豊郷小学校の校舎は、私の中では「ヴォーリズ建築」ということがまずあって、アニメの『けいおん!』の方は頭に無かった。

ジさまに勧められたとおり、私は旧豊郷小学校に向かったわけだが、途中の交番で道を尋ねると、お巡りさんも親切に教えてくれる。おそらくこの町を訪れる人は、伊藤忠兵衛記念館よりも旧豊郷小学校を目ざす人の方がはるかに多いのだろう。
 

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