2011年3月31日木曜日

タシケント・ヘタレ旅⑥~ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場に「怪人」を発見する

 
タシケントでの交通手段は、主に地下鉄を利用した。
一回500スムでけっこう色々なところに行くことができた。
(1USドル=1600スム、当時のレートは1USドル=84円で計算)

地下鉄と空港での写真撮影禁止だったのだが、ふんだんに大理石と装飾の施された地下鉄の駅は、駅舎好きの鉄ヲタ垂涎ではないかと思われた。
アリシェラ・ナヴォイ駅などは、以前テレビでちらっと見たことのある、平壌の豪華な地下鉄の駅を彷彿とさせた。

エスカレーターはガコンガコンと動く音が日本のものより少々うるさく、そしてちょっと危ないんじゃないか、と思うくらい、早く回っている。
地下鉄のドアも、大きな乱暴な音を立てて、思い切り力強く開閉する。

そこはかとなく共産趣味的な趣を醸し出している。

ガイドブックやネットなどで、ウズベキスタンの旅行情報を見ていると、「警官に頻繁に職務質問をされる」とあったが、幸い私は街を散策していて、職質されることも、パスポートの提示を求められることも無かった。
むしろ道を尋ねるのに一般の人ではなく、積極的に警官に訊きに行ったから、そういうことが無かったのかもしれない。

「私ヤポンスキなんだけど、トイレはどこ?」

などと。
もしかすると私が道を尋ねたあと、彼らは無線で「ヤポンスキのミセスが一人トイレ探してそっちに行ったよ」「了解」などとやりとりをしていたのかもしれない。

かなり歩き回った。

ツム百貨店で買い物をした時、メモ帳とボールペンを忘れて、私はランチを食べた。
食べ終わってから、歩いて忘れ物を取りに戻った。

この忘れ物のお陰で、私はタシケントの人も知らないような大発見をしてしまった。

戻る道すがら、一日目にハッサンに案内してもらったナヴォイ劇場の周りを、何気にぐるりと廻って、しげしげと建物の立派な佇まいと細やかな装飾を眺めていた。


ふと、地下室の窓に気を取られて、よく見ると、地下室の窓ではなく、物置か何かよくわからない鉄の扉が一つ。


最初、私は側溝か空気穴か何かかと思って、のぞいてみたら…!?



何だかやたらとリアルな、暗い小さなスペースに、板か何かに描かれた、縛り付けられた骸骨と、奥にあるのは…物置か、寝床か。

まさか、いわゆるこれは「オペラ座の怪人」?
こんなものがあるなんて、ガイドブックには書いていなかったし、イケメンガイドのハッサンも言わなかった。
あまりの衝撃に、私はその場にへたって、動けなくなってしまった。

これは、心ある誰かの、遊び心とパフォーマンスだろうと思ったが、その辺にいた警備員や、忘れ物を取りに言ったツム百貨店の店員など、現地の数人に尋ねてみても、そんなものがあったとは誰一人知る人はおらず、「未だかつて知らなかった」、と言った。

あそこにガイコツを飾ったのは、誰だろう。
どんな意図で、いつああいう誰も知らない仕掛けをしたのだろう。ご存知の方、教えてください。(劇団四季の浅利慶太氏など、舞台関係者あたりならご存知なような気がするが、どうなのか。)
 

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